• 白髪用ヘアカラーと黒髪用ヘアカラーの違いは何ですか?

A:白髪用ヘアカラーは、白髪を黒または黒に近い色に染めるものです。黒髪用ヘアカラーは、おしゃれ染めと呼ぶこともあり、黒系以外の明るい色(ブラウン系、レッド系など)に染めるものです。

 黒髪用ヘアカラーは黒髪や黒髪が明るくなった髪に適した色作りをしているのに対し、白髪用ヘアカラーは白髪と黒髪の色味を合わせるような色作りをしていますので、黒髪用ヘアカラーを白髪に使って染めてしまいますと、白髪が染まらなかったり、不自然な色味になったりすることがあります。また、明るい色を希望しているのに白髪用ヘアカラーを使って染めてしまいますと、髪は黒っぽく暗い色に染まり、当初希望していたおしゃれ感覚の明るい色に染め変えるのはなかなか困難です。(当サロンでは両方の特性を活かし、ご希望の仕上がりになる様調合しております。)

 

  • ヘアマニキュアで染めた髪にヘアカラーを使用できますか?

A:ヘアマニキュアの染料は、ヘアカラーを使っても分解しません。(色味が抜けません。)また、ヘアカラーが毛髪内部に浸透しにくくなって、ムラに染まったり、良く染まらなかったりします。ヘアマニキュアを使用した回数や使用量にもよりますが、1~2日に1回シャンプーするとして、ヘアマニキュアで染毛した後に3週間~1ヶ月程度の間を置いて、ヘアカラーで染毛する事をお勧めいたします。

 

  • ヘナ(ヘンナ)という植物を成分とした染毛料があるそうですが、どのようなものですか?

A:日本で販売されているヘナ製品のほとんどは、色素も同時に配合された化粧品(半永久染毛料)です。一部のインド産の物で100%ヘナ製品ございますが、色の選択はなく1色のみです。

 補足:ヘナはミソハギ科の潅木で、すでに西暦前にはエジプトやインドなどで染毛に使われていたという文献があります。ヘナだけで染毛した色は淡赤~淡褐色で、日本人の白髪を染めてもほとんど効果はありません。欧米では、もっと黒に近い暗い色に染めるヘナ製品が販売されているようですが、このような製品は酸化染料を配合しており、人によっては皮膚トラブルを起こすことがあります。

 

  • 光にあたると白髪が染まるというヘアクリームがあるそうですが、どのようなものですか?

A:これは銀塩を配合した白髪染めヘアクリームで、繰り返し髪につけて光にあたると徐々に発色し、白髪を少しずつ染める製品です。このような製品を使用した髪に、ヘアカラー(酸化染毛剤)で染毛すると銀塩にも酸化染料にも変色が生じ、希望通りの色に染まらないことがありますので注意が必要です。                                                                                                                                 (ヘアーカラーコンディショニング、トリートメントも同様です。)

 

  • 子供にヘアカラーを使いたいのですが、良いですか?

A:お子様にはヘアカラーを使用しないようにお願いしています。

補足:お子様は、自分の頭皮や皮膚の状態を判断したり、保護者の方に正確に伝えたりすることができません。また、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を適切に行うことも困難です。なお、お子様の頭皮や毛髪は大人よりも弱く、アルカリなどの刺激を受けやすいともいわれております。

 

  • 頭(または顔、首筋)に傷があるのですが、ヘアカラーしても良いですか?

A:頭、顔、首筋に、はれもの、傷、または皮膚病がある方は、刺激を受けやすくなっていますので、ヘアカラーの使用をお勧めは致しません。

 

  • 病中、病後の回復期、生理時、妊娠中にヘアカラーは使用してはいけないのですか?

A:担当医等へのご相談を勧め、指示に従ってのみ承ります。

 病中、病後の回復期、生理時、妊娠中は、頭皮や皮膚が過敏な状態になっていることが多いので、かぶれを起こす可能性があります。

 

  • アカラーとパーマはどちらを先にすればよいのでしょう?

A:基本的にはパーマメニューが先です。その後のヘアカラーは髪や地肌への負担を軽くするために、ヘアカラーとパーマの間隔を1週間以上あけてください。

 ヘアカラーで染めた後にパーマをかけると、色が抜けやすく、せっかく染めた色があせたり変わってしまったりすることがあります。お客様の状況に合わせ同時施術の場合もございます。ご相談ください。

 

  • 髪質の違いによって染まり方が変わりますか?

A:細くて柔らかい髪は染まりやすく、反対に太くて固い髪は染まりにくいといわれています。 カラーリングは、髪質や元の髪色に大きく影響されるため、誰でも同じような色に仕上がるわけではありません。髪質が違っていたり、髪が傷んでいたりすると、ヘアカラーの反応や染まり方に違いが出てくるからです。そのため、髪質や傷み具合、染めるときの条件によって、放置時間やヘアカラーを塗布する量を調整する場合もあります。

 

  • 染める時間を長くすれば、もっとよく染まりますか? 

A:メーカー規定により多少の違いはありますが、基本的な目安は20〜30分となっております。毛髪の太さ、硬さ、ダメージの程度などによって、ヘアカラーの染まり方は人によって異なります。また必要以上の放置は毛髪や頭皮を傷めるおそれがあります。